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職業発見イベント【①WEBマーケティング(広告業界)②人事企画・人事コンサルタント(人事関連業界)】参加レポート11

(1)開催日時 2022年 6月5日(日)10:30〜11:45 

(2)主催    NPO法人アスデッサンさま

(3)参加者   未来miku

(4)費用等 無料。オンラインzoomにて開催。




★職業発見イベント「キャリアパスポートを作ろう」の内容とは


NPO法人アスデッサンさまがおこなっている「ミライドアプロジェクト」のイベントのひとつになります。


学生である私たちは普段、なかなか多くの職業の方に出会ったり、それらの方の仕事内容について知識として触れたりする機会がありません。現役の社会人の方から様々な職業について話を聞き、業界・職種についての情報を知る事によって、キャリアプランや目標を見つけることにつなげる貴重な体験を出来る企画となっています。



「ミライドアプロジェクト」とは


コロナの影響等で人との関わりが以前よりも持ちづらくなっています。将来や進路の選択について考えたり情報を得たりする機会が減り、不安を抱えている中高生もたくさんいるのではないかという事から立ち上げられた取り組みです。


中高生と社会人をオンラインでつなぐ授業として開催されています。


★イベントの流れ


1.事前ワークシートをイベント当日までに準備しておきます。主催者のアスデッサンさまと共有(コメントも共有可能)できるワークシートになっており、大人に聞きたい事、質問したいこと記入をしておけるようになっています。


2.大人(現役社会人)1人と学生1~2名のグループセッション。1回15分を2回開催。


3.イベント終了後、振り返りとして、ワークシートに学びや気づき・アンケートを記入。


 
★学んだ職業

1 WEBマーケティング(広告業界)

【現在の仕事につくまでの経緯】

都立の進学校に通っていた。自分が何をしたいか、どのような大学に行きたいかが分からず大学進学の際とても悩んだ。そのような時に自分がしたことは、本屋で興味が湧いたジャンルの記事を読んだり、地域のボランティアセンターで活動したことだ。このような行動から、自分の好きなことを見つけていった。

(現役での入学は叶わなかったが、東京の私立大学に進学することになった。)大学では自然科学分野の勉強をし、農業体験をする機会があった。地方の農家にうかがった際、HPで農作物を販売していたり、AIが搭載された最新の冷蔵庫を使っている事を知り、刺激を受けた。その時の経験により、ITの可能性を知り、IT関係の仕事に就こうと考えた。


【WEBマーケティング会社での仕事について】


①自分が担当していた具体的な仕事内容

YoutubeやInstagramでよく流れている広告やクリック後のホームページ作成など。


②仕事の流れ

  1. クライアント(依頼企業)から商品の広告作成について広告代理店へ依頼がくる。

  2. 購入対象層(消費者)の分析をし、若い世代向けであればTiktokを媒体にするなどの案を出したり、複数の広告プラン(動画・画像等)をクライアントに提案する。

  3. クライアントから了承をもらったプランについて、予算配分を決め、費用の交渉をおこなう。場合によっては、映像のみ他の制作会社に依頼するケースもあるので、それらの手配もあわせておこなう。(自分が勤めている会社はプラン提案から広告制作まですべておこなっている)

  4. 広告を見た消費者が商品購入をしたくなるように工夫し、依頼企業の売り上げを伸ばすことに貢献する。


【広告の作成期間について】

急ぐ必要があるケースでは2週間ほどで仕上げたこともあった。しかしながら、やはり時間的にはかなりきつかった。結果として残業をたくさんして乗り切ったという感じである。

本来は3ヶ月くらいの時間が必要である。また、効果が出た広告においては1年以上利用していただいたこともある。


【仕事のやりがいについて】

広告が成功した場合はクライアントとの付き合いが長期で続くことがある。実績と信頼を得たことで、別の依頼を受けるきっかけにもなるところが嬉しいと感じている。また、自分の作った広告を世の中の人が見てくれて購入につながるという点にやりがいを感じる。



2. 人材会社の人事企画・コンサルティングファームの人事コンサルタント(人事関連業界)


【現在の仕事につくまでの経緯】

国立大学の大学院を卒業。大学院では遺伝子研究等を専攻。研究職が嫌いなわけではなかったが、人が楽しく仕事をしていける環境をつくりたいと思い、人事企画等の仕事に就いた。


【人事企画の仕事とは】

人事企画とは、会社内において、会社の社長含め経営陣と社員の間に立ち、人員の適材適所の配置をおこなったり、採用計画の立案をするなど、 会社の中の「ヒト」に関するルールを決める仕事である。また、人間関係のトラブルがあった場合はそれを解決するということもおこなっている。どういう人に入社してもらいたいか、採用した人にどういう仕事をしてもらうかを決める仕事も含まれる。一般的に会社員の給与は必ず人事評価や査定があって決まるものであり、自分が担当している仕事の内容は、入社してきた人達にどれ位のお給料を払ったらよいかという具体的な金額を決めるためのルールを作るというものである。


【人事企画の仕事をする上で注意していたこと】

ルール作りをする際にその内容・中身には特に注意をはらった。ルールがきちんとしていないと、社員が辞めてしまったりトラブルがおきてしまう。自分の作ったルールで社員たちがそのような状況になってしまうことはとても辛いと自分は考えている。

 以前、ITエンジニアの給与に関するルールを作ったことがあった。営業員や販売員は売り上げで評価することが出来るが、ITエンジニアにはそれが出来ない。そのため、エンジニアの人達が正しく評価されるにはどういうしくみを作ればよいか考えた。エンジニアとしてのスキルがどれくらい伸びたかを評価のしくみに加えたことによって、離職者が下がっただけでなく、入社希望者が増えたという実積を作る事が出来た。その経験はとても嬉しかった。


【コンサルティングファームの人事コンサルタントの仕事において気をつけていること】

こころがけていることは大きく2つある。一つ目は、企業における本当の悩みは何かを見誤らないことである。例えば、お客さまの悩みを鵜呑みにせず、その原因・根本をきちんと調べて解決することである。二つ目は、高い報酬を企業からいただくので、いただいた報酬に報いるように、その企業では出来ないような品質の高いよいものを出来るだけスピーディーに提供することを心がけている。


【仕事のやりがいを感じるのはどんな時か】

・お客さまに感謝していただけた時

・答えの無い問題にについて色々とかんがえる時

・チーム一丸となっている時


【辛いと感じるのはどのような時か】

・働く時間が長いこともあり、体力的にきついと感じた時

・報酬が高いので、期待に対するプレッシャーを感じた時

 
★未来mikuの感想

今回はWEBマーケティングと人事のしごとについて、お話をききました。

どちらの職業も人と関わって、違った方法でクライアントをサポートしており、とても魅力的な仕事であると感じました。

WEBマーケティング会社の仕事内容について、今まで詳しく聞ける機会があまりなかったため、勉強になりました!

人事の仕事に関しては、今まで見聞きした事のあるものとはまた別のタイプの仕事内容についてを教わることができました。人事企画と人事コンサルタントの二つの仕事について、とても興味がわき、もっと知りたいと思いました!

ありがとうございました!


なお、関連記事をnoteにもアップしています。記事のリンクは以下になります。

 

NPO法人アスデッサンさまについて


一人ひとりが自分らしい未来を描ける社会を目指し、2011年より活動する教育系NPO法人になります。大人との関わりを通じて、全ての中高生の可能性を拓くことをミッションに掲げていらっしゃいます。中学校・高校への社会人講師派遣による出張授業や、多様な大人の生き方に出合えるWebサービスの運営など、キャリア教育支援活動に取り組まれています。


公式Facebook:https://www.facebook.com/npoasdessin ◇オンライン授業「ミライドアプロジェクト」公式note

◆中高生向け社会人インタビューサイト「ロルモ」


★Article by:未来Miku


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