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職業発見イベント【①情報ITシステムエンジニア(SE)②経営コンサルタント】参加レポート2

(1)開催日時 2021年 6月6日(日)10:30〜11:30  

(2)主催    NPO法人アスデッサンさま

(3)参加者   未来miku

(4)費用等 無料。オンラインzoomにて開催。 



★職業発見イベント「キャリアパスポートを作ろう 」の内容とは

NPO法人アスデッサンさまがおこなっている「ミライドアプロジェクト」のイベントのひとつになります。

学生である私たちは普段、なかなか多くの職業の方に出会ったり、知識として触れたりする機会がありません。現役の社会人の方から様々な職業について話を聞き、業界・職種についての情報を知る事によって、キャリアプランや目標を見つけることにつながる貴重な体験を出来る企画となっています。


「ミライドアプロジェクト」とは

コロナの蔓延により、休校や外出自粛の影響等で人との関わりが減っています。将来や進路の選択について考えたり情報を得たりする機会が減り、不安を抱えている中高生もたくさんいるのではないかという事から立ち上げられた取り組みです。

中高生と社会人をオンラインでつなぐ授業として開催されています。


★学んだ職業(2業種)


1  情報IT:システムエンジニア(SE):広い意味でプログラマーも含む

IT業界のなかでも情報システム関連の仕事に取り組む職業。SEは仕事内容によってたくさんの領域がある。情報に価値を加えて提供する仕事といえる。LINEなどのアプリやツールを作ったり、YouTubeの動画を情報として提供する画面作ることなどがある。他にも、Amazonのような買い物システムや銀行システムを手がけることもその代表例である。


〈現在の仕事に就くまでの経緯等〉

転職経験はなし。大学の修士課程を終えてからの就職となったため、25歳で現在の会社に入社。勤務歴12年。SEとしては3職種(①プログラマー・エンジニア ②ITコンサルタント ③ITシステムプロジェクトマネージャー)を経験。


【今回お話いただいた3つの職種について概要やイメージ】


①プログラマー・エンジニア

【仕事の内容】

・プログラミング ・設計書をつくる

【映画製作に例えた場合の役柄・役職】

・役者 ・スタッフ

【その仕事に向いている人(個人的な主観)】

・パソコンが好き ・英語が出来る ※プログラミングに関わることや説明書について英語表記が多いため


②ITコンサルタント

【仕事の内容】

・情報システムの企画をする ・情報システムの問題を整理する

【映画製作に例えた場合の役柄・役職】

・脚本家 ・作家

【その仕事に向いている人(個人的な主観)】

・人と話すのが得意 ・勉強好き ※システムの導入について決定権をもつ企業の重役の方々とも話をすることになる。そのため、人と話すのが得意なことに加え、多くの知識を持っている必要があり、勉強好きな人が向いているように思う。


③ITシステムプロジェクトマネージャー

【仕事の内容】

・システムを作るための仕事全体の進行を管理する

【映画製作に例えた場合の役柄・役職】

・監督

【その仕事に向いている人(個人的な主観)】

・学級委員のようなタイプ

・部活のキャプテンのようなタイプ

※期限内にシステムを完成させられるかを検討したり、大勢のメンバーのそれぞれの仕事スケジュールが遅れていないかなど個別の確認もする必要がある。

 

〈SEとして働いてみて感じた事やアドバイス〉

①プログラマーは美術色が強いかもしれない。きれいな物を作りたいとか、自分が思った通りにシステムが起動すると嬉しいという点があげられる。お客さまにそのシステムを実際に使ってもらえることもやりがいにつながっていると思われる。

②例えば銀行や証券会社は金融のプロではあるが、IT情報システムのプロではない。そのため、どのようなシステムを導入したら効率がよくなるか等、色々な会社にアドバイスをする仕事が②のITコンサルタントになる。

③プログラミングが不得意なためSEになることを諦める人もいるが、SEは職種が多いので、自分の得意分野を生かした仕事につくことも出来る可能性がある。


2  経営コンサルタント

顧客を増やしたい・仕事の効率をよくしたいなどクライアント(企業)の悩みを聞き、現状から変わりたい企業に提案し支えていく裏方の仕事。

具体的な仕事は以下4過程となり、それを繰り返すイメージである。

(1)悩みがなぜ起きているかの原因を調べる。(仕事の中でも一番重要なところ)

(2)問題を解決するための提案。(クライアントとも一緒に考える)

(3)具体的な改善計画を作る。

(4)計画をクライアントに実行してもらい、実際の効力をチェックする。

 ※新しい悩みが出てきた場合は(1)から(4)を繰り返す


〈出身大学の学部等〉

私立大学の文系出身。留学を経験し、大学では環境問題(地球温暖化等)をテーマとして学んだ。

※あえて大学の経歴を教えてくださった意図としては「大学の専攻とは違っても働く事が出来る職種である」ということを伝えたいと仰っていました。


〈現在の仕事に就くまでの経緯等〉 

外資系の仕事を経て、現在はフリーの経営コンサルタント。


〈経営コンサルタントとして働いてみて感じた事やアドバイス〉

①やりがい・利点

・多くの企業や人とのかかわりが生まれる。

(東南アジアの病院のコンサルティングをおこなったことがあるが、医者だけではなく、建設業者・薬や医療機器メーカーの方などたくさんの人と知り合う事が出来て視野がひろがった。)

上記(1)~(4)はどんな職業に対しても使えるので、高い能力として転職の際に有利。

・正しい提案をすれば、年令に関係なく提案を採用してもらう事が出来る。

②弱点

・実力主義なのでうまくいかなかった場合は契約が終了してしまう。

・個人での仕事になるので、先輩や知人もライバルとなる。そのため仕事を教えてもらうという事が出来ないという点があげられる。常に自分で学び実力をつける必要があるので、仕事をはじめた頃はとても大変だったという記憶がある。

・病院にかかわるコンサルティングといっても、日本の病院と海外の病院では状況や環境が違うので、今までの経験とは違う対応しなければいけないこともある。

(東南アジアは子供の誘拐等の犯罪も日本より多いため、セキュリティ対策はより万全にする必要がある。また、日本は手術後にしばらく入院期間があるが東南アジアでは手術のみで入院をしないケースもある。)現地の状況をよく観察し、その企業にあったコンサルティング計画をたてる必要がある。


★感想

今回、経営コンサルタントの仕事において、1つの企業へのコンサルタントの期間はどれくらい必要なのか想像がつかなかった為、質問をさせていただきました。例として、原因を特定し計画を作るまでで3ヶ月、計画を実行していただく期間が6ヶ月、変更がなく順調に計画が進んだとしても完了するまでには1年以上かかるとのことでした。とても長い期間と多くの知識も必要な仕事と感じました。

また、SEについては自分の得意分野を生かした仕事につくことも出来る可能性があることを知り、たくさんある領域・職種について調べてみようと興味を持ちました。

アスデッサンさま、ありがとうございました!


なお、関連記事をnoteにもアップしています。記事のリンクは以下になります。


NPO法人アスデッサンさまについて

一人ひとりが自分らしい未来を描ける社会を目指し、2011年より活動する教育系NPO法人になります。大人との関わりを通じて、全ての中高生の可能性を拓くことをミッションに掲げていらっしゃいます。中学校・高校への社会人講師派遣による出張授業や、多様な大人の生き方に出合えるWebサービスの運営など、キャリア教育支援活動に取り組まれています。



◇オンライン授業「ミライドアプロジェクト」公式note

◆中高生向け社会人インタビューサイト「ロルモ」


未来Miku



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