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【 U18キャリアサミット 『なんとなく』から卒業だ 】Vol.3(2021/6/13)に参加しました!

「なんとなく」勉強・進学・就職を考えている10代に対して、高校生が主体となって企画・進行をおこなうオンラインイベントが開催されました。


U18キャリアサミット-「なんとなく」から卒業だ-(2021年6月13日14:00~18:00)

という催しになります。

応募者は1000人を越え、日本最大級の高校生向けキャリアイベントとなっています。

現在は6月と12月の年2回定期開催となっており、今回はVol.3(2021/6/13)の詳細と学びについて記載してみました。


今回のU18キャリアサミットは大きく4つのパートで構成されていました。

【第1部】パネルディスカッション

登壇者の方々へパネルをバックにしてディスカッションをしてもらうという企画です。貴重なご意見をたくさん聞くことが出来ました。以下は、特に印象に残った内容になります。


①具体的な将来像をもった方がよいか

高校生は普段の生活において、アウトプットよりも先生や大人からのインプットが圧倒的に多い。多くの選択肢があるとは思うが、その選択肢のどれが本当に自分にあっているかはわからない。野球に例えて言うなら、試合映像をたくさん見て勉強をし、誰よりも詳しい知識を持っていたとしても、実際に自分が上手にプレー出来るとは限らないというイメージである。まずは野球をやってみて、何年もかけて上手になるという手順が必要となる。

大学卒業までにしっかりと目標を決めておかなければならないと悩む必要はないと思う。

「幸せになる」という事においては、将来像が決まっている・いないに関係はない。


②今の高校生に対してもったいないと思うところや改善すべきところは何か

大人にも言えることではあるが、自分の気持ちをおさえてしまう人が多いと思う。自分のやりたいこと(欲)に忠実になり、何かしらの行動をおこしてみることが必要ではないかと思う。インプットばかりではなく、アウトプットすることによって、初めて得られる他人からの反応により鍛えられていく。自分の思い通りにいかないことについて、なぜか、どうしたらよいかをきちんと考えることによって人は成長出来ると自分は考えている。

なお注意すべき点としては反応と刺激は違うということである。

反応→自分の行ったことに対して、良い意味・悪い意味両方における他人の反応

刺激→ゲームをして楽しむなど、あくまでも自分の感覚


③SDGsは本当に必要か。

自分1人だけゴミ拾いをしても力にはならないように思う。ただ、人数が増えたり、発信力がある人々が行動をおこすようになれば、10年・20年後には大きな力になっていく。持続可能な開発はこれからも続いていく。ある程度に開発をおさえないと地球は壊れてしまう。世界中がそのことを意識して、SDGsという目的が明確になったという点については良い事だと思う。

【第2部】高校生の主張

高校生が疑問に思っていることについて、登壇者の方々のご意見をうかがう企画でした。


①義務教育で法律をしっかり教えるべきではないか

人々は契約や法律などルールに基づいて生きている。

あくまでも試験勉強での暗記科目・用語として捉えるのではなく、模擬裁判や判例の理解など、具体的で実践的勉強が必要と思われる。

現在の学校は試験の勉強対策だったり、短期的な学びになっている。生涯の学びを見据えたものであるべきではないか。


→学校は一人ひとりのニーズ対して作られているものではない。大多数の生徒に対して共通して喜ばれそうな一般的なことを比較的安価で学べる場所と捉える必要がある。

使えるところは上手く使って学べばよいと思う。

学校の勉強や部活だけが高校生活のすべてとは思わないことである。アルバイトであったり、起業だったり、自分でどれくらい生活の幅を広げることが出来たかによって、自分の高校生活を有意義に思えるのではないだろうか。

学生生活が終わって就職し、会社員になってもそれは同様であると思われる。

楽しく勤務するには何を改善したらよいか突き詰めた結果、その職場だけではすべてを解決出来ない事に気がつくはずだ。

10年ほど前は一カ所の職場でどれだけ給料をあげられるか、待遇を良くするかが求められていたが、最近は変化してきていると思う。給料や休日等の条件を変えることが出来たとしても、必ず限界はある。したがって、その会社で働くという核・ベースを持ちつつも自分が納得いくものを他に探すということも考えの一つである。例えば、会社以外の趣味や副業で収入をアップするなどである。今はSNSやインターネットが活用出来る事が大きな利点と考えられる。


【第3部】ワークショップ(各定員100名)

高校生主体の学生団体やNGOが10種類のさまざまなイベントを用意して、同世代・同年代の仲間たちとコミュニケーションをとる時間。

 

①ビジネス部門

あなたの悩みのタネを発見する「トークイベント」

②自由部門

新しい若者の社会参画「新しいことに挑戦したいキミへ」

③国際部門

あなたは何人(ナニジン)ですか「STOP無意識差別」

④幸せ部門

Make You Happy「幸せになってほしくて」

⑤教育部門

学校を語れ「教育のイメージが変わる1時間」

⑥SDGs部門

未来変革会議

⑦交流部門

文化祭何となくやっていない?

⑧ジェンダー部門

世界一受けたいジェンダーの授業

⑨地方創生部門

君がつくる町

⑩防災部門

チーム対抗クイズバトル


私は⑧ジェンダー部門でディスカッションに参加しました!


目標:テーマ「多様な社会を創造しよう」


※ジェンダーバイアスについて

「ジェンダー」とは社会的・文化的に作られた性別のことである。

「ジェンダーバイアス」とは"男らしさ""女らしさ"という枠の中で"そうあるべき"という偏見や差別のことを指す。

男は外で仕事をするべきとか女は家事に専念すべき、といった社会でつくられた男女の役割分担に対する固定観念、偏見による女性に対する評価や扱いの差別がこれにあたる。


<学校内でのジェンダーバイアスについてどう考えるか>

男女の制服の差(男の子はスラックス・女の子はスカート)

小学校の頃のランドセルの色(男の子は黒・女の子は赤)


何年か前からこのような問題はあがっており、ニュースでも話題になるが、目に見えるような改善がされている気がしない。それはなぜか

→実際、生徒会で制服の自由化がされた学校もある(参加メンバーの学校)

何度も議題にあがっているが却下され続けるなど、もとからある社会のしくみ、システムを変えることは難しいという感じがした。

また、校則が変わっても、子供達の意識がなかなか大きく変わらないので、今までとあまり変わっていないように思う。

ただし、声をあげ続けることによって、少しづつ変化はしているように思う。


<ICUのだれでもトイレ(オールジェンダートイレ)についてどう思うか>

オールジェンダートイレは2020年9月、男女別トイレの「使いづらさ」や「居心地の悪さ」を訴えていた国際基督教大学(ICU)のセクシュアルマイノリティの学生たちの声に応えて設置された。ICUは「オールジェンダートイレは、人権を大切にするICUのポリシーの体現でありメッセージだ」と発表している。

例えば、ノンバイナリーの人(女性・男性かという枠に当てはまらない性別の人)は、トイレを利用するたびに無理に選択するという精神的負担を強いられている。また、性別に関わらず、外見的な面で誤解されてしまう不安を抱えている人も、オールジェンダートイレがあれば安心して利用出来るということになる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d724bd4150dcb6e2c40e0496739ee69650fe0a47


【第4部】エンディング・今後参加可能なプロジェクトの紹介・終了証発行について

今回、このイベントに参加して、修了証をいただきました。

大学受験にも使える正式な修了証になります。私の修了証はこちらです!


ちなみにデザインはとてもオシャレです!




次回は12月に開催される予定なので、また参加したいと思います!

【感想】

今回、ジェンダー部門のディスカッションの際、制服の話が出ましたが、ジェンダーという側面から離れれば、制服があることは良い面もあると私は考えました。

その学校の制服に憧れて志望校を選んだり、入学する生徒がいるからです。

また、ひと目でその学校の生徒であることがわかるので、いい意味で生徒は自然に行動に責任をもつようになります。そして、何よりも制服であれば、学校に何を着ていくか考えなくてよいので楽だと思います。



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