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「弱さとどう向き合う?」《 広場恐怖症の写真家 》ジャッキー・ケニーさん Inspire High レポート12

Article by:未来miku

開催日時:2021 5月23日(日)21:00 

参加者 未来miku




「弱さとどう向き合う?」《 広場恐怖症の写真家 》ジャッキー・ケニー


(1)ジャッキー・ケニー さん プロフィール

ニュージーランド出身でロンドン在住のアーティスト。仕事でストレスを抱え、35才で広場恐怖症と診断される。電車や人ごみで不安となる場所が増えていき、外出が困難な状況となる。42才の頃には自分の世界が閉ざされていく孤独を感じるようになる。ある日、Google Street Viewで印象的な風景をスクリーンショットしたことがきっかけで Street View上で写真をとるプロジェクト「広場恐怖症のトラベラー(The Agoraphobic Traveler)」を開始。行ってみたかった憧れの場所や地球の隅々まで旅をし続けた。時には1日18時間、風景を撮り続けることもあり、独自の視点で切り取られたStreet Viewの写真は多くの反響を呼んだ。Instagramアカウント(@streetview.portraits)は13万人以上にフォローされ、NYでの個展やGoogleとのコラボレーションをおこなう写真家になった。



(2)ジャッキーさんへの質問

1.どういう時にシャッターを切ったり、スクショしていますか

「あ!!」と瞬間的に思う時がある。ハッと息を飲むような瞬間である。「これだ!」と確信するその瞬間を何週間も捜し求めて過ごしている。自分はこだわりが強いので、気にいった写真を見つけるまで一ヶ月かかったこともある。


2.ジャッキーさんの不調について少し詳しく教えてください。

10代から不調はあった。パニック発作が現れるようになったのは20代前半。それから本格的なパニック発作になっていった。だいぶ昔になるが、メンタルヘルスについてはタブー視されていたこともあり、誰からも手を差しのべてもらえなかった。年齢が進むにつれてパニック発作の頻度が多くなり、生活に影響が出始めた。そしてスーパーに行く事・飛行機に乗る事も出来なくなってしまった。その時に助けを求め「広場恐怖症」という診断がついた。


3.パニック発作がおきる前にどのような感覚になるのでしょうか。なぜ起きるのでしょうか。

感覚は人それぞれだと思う。出口が見えない場所や飛行機に乗っている時など。心臓がバクバクし、手のひらが汗だくになる。まるで空中に浮かんでいるような感覚でとても不快である。


4.35才で診断された時はどう思いましたか。

診断がついて良かったと思っている。自分に何がおきているかを知りたかったのと同時に、家を出ることも出来なくなるのではないかと思い詰めていたので、改善の一歩だと思えた。


5.42才でGoogle Street Viewにはまり、美しい写真をとるようになりましたが、どう思いましたか。

人生で自分の一番つらい時期に一番良い出来事が起こることもあるという経験をした。ずっと家にいたので、何かクリエイティブな逃げ道が必要だと考えていた。そんな時にGoogle Street Viewに出合った。世界を違う視点から見る事ができた。


6.広場恐怖症であることを世界にシェアすることについて不安ではありませんでしたか?

ずっと体調不良について黙っていたので、自分のメンタルヘルスについて、ほとんどの人が状況を知らなかったはずである。自分の経験から言えることではあるが、辛い時には信頼出来る人を探すこと。そして、1人で抱え込まず周りの人に話をしてみる方がよい。それこそが、第一ステップとなる。自分の場合はまず、家族や友人に話をしていった。


7.136000人のInstagramフォロワーについて

とても良かったと思っている。一番良かったことはInstagramを通して、他の人と繋がれたことである。



★子供達へのメッセージ★

今回のテーマである「自分の弱みを強みに変える方法」とは

自分の弱みというのは自分の一番ユニークなポイントにもなり得ると恩う。弱みや苦しみからユニークさや自分の魅力がみつかるかもしれない。弱みをポジティブにとらえて強みに変えてほしいと思う。


(3)今回のアウトプット

 【弱さを個性に変えてみる】

(1) あなたの弱点は何ですか。

(2) 弱点を生かして何をしますか。

(3) イメージ画像を添えましょう。


~ガイドの考え方~

☆アウトプットにあたりアドバイス☆

自分の弱みは自分の強さにもなり得る。人と違ってもよい。型にはまる必要はない。自分の弱みを受け入れ、愛することが大切。


【未来mikuのアウトプット】

(1)運動全般が子供の頃から不得意でした。 

水を怖がった私の様子を見て、一般のスイミングスクールには通えないと母は判断し、個人の体操家庭教師の先生を捜したと言っていました。水に慣れて泳ぐ事が出来るようになるまで1年かかりました。


体操の先生はもともとハンドボールを専攻されていたので、ボール投げも並行して教えてもらいました。そのため、ボール投げについては男子にも負けない位、得意になりました。

中学に入ってから母から聞いたのですが、運動が出来ない事で学校で辛い思いをしてほしくなかったということでした。

体育の授業はいまだに苦手ではありますが、球技の時間はとても楽しく過ごすことが出来ています!


(2)苦手、不得意を一点に絞るのではなく、この部分は出来る、出来そうだからやってみようという、広い範囲で見直してみると可能性が広がるのではないかと思いました。


【未来mikuの感想】

今回のセッションでは自分の弱みを強さに変えられるということを学ぶことができました!私含め、自分自身の弱みを受け入れることが難しいと感じる人は多いと思います。今回の配信を基に、まずは自分自身の弱みを理解し、認めることができるようになれるよう、努力してみることもいいのではないかと思いました。ジャッキーさん、ありがとうございました!


今回の記事に関連して、「Google Street View」についてもう少し調べてみました。通常ではなかなか行くことが出来ない場所・私個人が行ってみたい場所として、「国際宇宙ステーション」と「サグラダファミリア」についてnoteでリンクを紹介しています。もしよろしければ、そちらもご覧ください!


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