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(※2020年参加セッション) 想像するってどういうこと? 声優 梶裕貴さん

【Inspire High 初期 活動報告書No.9】        


Article by:未来miku


開催日時:2020/6/21(日)13:00〜14:30

参加者 :未来miku



(1)声優・梶 裕貴さんプロフィール

14歳 声優という仕事を知り、貯めたお年玉でレッスンビデオを購入。独りで練習する日々をおくる。

18歳 初めての仕事は名前のない役

21歳 オーディション不合格等、辛い時期を過ごす。「食べられる野草」という本を買って食費の節約を考えた事もあった。

24歳 9年続いたバイト生活から卒業。

20代前半 2年ほど一緒に仕事をした音響監督から飲み会で一言「最初、お前のこと嫌いだったよ」と言われた。これから成長をしなければいけない自分に対し、「声が良く出ていない」「控えめである」等、自分を見直すキッカケをくださった監督に感謝している。 

主な出演作品

進撃の巨人:エレン・イェーガー役

七つの大罪:メリオダス役

(2)特別企画

「#梶裕貴に言って欲しいありがとう」をツイッターで募集


①物静かで奥手の彼が、勇気を振り絞って片思いしている女の子にノートを借りた翌日。

「あの…昨日はノートを貸してくれてありがとう。」

→未来mikuの感想

ありがとうと言いたいが恥ずかしい・緊張した感じの「ありがとう」


②ランダムグッズで自分の好きなキャラクターが自分で引けた時「神様っっっっ仏様っっっっ自分の運様っっっっありがとうっっっっっっ~~~」

→未来mikuの感想

自分がとても嬉しい時には恥ずかしい位のテンションになるので、それを想像しての「ありがとう」絶叫。


③医療従事者として3児の母として頑張っている母へ一言「日本のために、私たちのために頑張ってくれてるあなたはカッコイイです、ありがとう。」

→未来mikuの感想

世界中の人から、そして自分からの感謝の気持ちとして表現。落ち着いた口調。最後に間をおいて、「ありがとう」と優しい声で一言。


(3)梶 裕貴さんへの質問とそれに対するアドバイス


①夢がないのですが、どうしたら夢を見つけられますか。なぜ夢を持ち続けられたのですか。

→色々な人がいてもいいと思うので「夢はなければいけない物」とは考えていない。あくまでも自分の場合になるが、常に夢は持ち続けている。夢のために頑張る事が自分の生きる理由・原動力になっている。

小学生の頃、サッカーが好きな時はサッカー選手になりたいと真剣に考え、ゲームが好きになった時はプロゲーマーになろうと考えた事もあった。今振り返ると、夢がきりかわった時はいつも自分の中で一番実力を集中して発揮できるように意識していた。

14歳の頃、ある先輩が言っていた「声優という仕事は何を頑張ってもすべて自分の力になる仕事だ」という言葉を聞いて、何でも頑張りたいと思っている自分にはピッタリの仕事だと思った。それ以来、夢が変わる事はなくなった。無理に夢を見つける必要はないが、自分の暮らしや人生において、全力で向き合って行動していると、その中で夢がみつかっていくと思う。


②自信がなくなった時はどうしていますか。

→漠然とした不安は何歳になってもどんな職業でも必ずある。しかしながらそれに対して、漠然とした自信も持てるような自分でいる事を意識したら良いと思う。根拠はなくても「自分だったら出来る。このシーン・状況で頑張れるのは自分しかいない。」という気持ちで人前に出ることは大きな武器になると思う。声優でいえば、不安を持ち続けているだけだと「笑い」のシーン「悲しみ」のシーンそれぞれに表現の幅がでなくなってしまう。


③ 夢を追い求める上で親との衝突もあると思う。親に否定された場合、どうすればよいか。

→自分も父親が厳しかった。父は「常にまわりの人のことを考えられるような人でいろ」と言っていた。「声優になりたい。」という自分の夢への本気度を学校の先生や友達にもきちんと言葉にして伝えたり、芝居経験のない自分が少しでも声優の道に近づけるように高校では演劇部に入った。そして学校生活をおくりながら養成所に無料で通える(特待生)ことになった。入学金や通学費がかさんだとしたら、その費用は親に言っても出してもらえなかったと思う。その場合には養成所には通えなかったのではないかと今は思う。引っ込み思案だった自分が積極的に行動をおこし、無料通学をする姿を見せたからこそ自分の道が切り拓けたのだと思う。


④自分の声が好きになれません。

→無理に好きになる必要はないかもしれない。自分の声が好きで声優になっている人が100%ではない。今はボイスレコーダなどもすぐに手に入るので、何度でも聞いて自分の声をきちんと知る事が必要。声質だけや先入観で自分の声が良くないと決めつけないようにしてほしい。自分の声の特徴を知り、経験を積めば、自分の武器に気づく事が出来るはずだ。声優だから変わった声でなければいけないというわけではない。


⑤ 声優という仕事をしていくうえで大切にしている事は何ですか。

→今回のテーマでもある「想像する」という事である。これは人間としても大切だ。現場で他のメンバーがどのように考えているか、それに対して自分はどのように対応すればよいかを想像するという事である。たとえば積極的に場を盛り上げた方がよい場合もあれば、集中している人に対してはそっと一人にしてあげる事も必要かもしれない。これは会社や学校でも一緒である。また、「想像する」事ができるようになるにはさまざまな経験があってこそなので、「想像力」と「経験」の2つはセットと自分は考えている。


⑥ 学校でクラス替えがあった。仲のよい友達と別れてしまった。梶さんだったら新しい友達をどうやって作るか。

→自分も人見知りのところはあるので気持ちはよくわかる。自分一人で新しい友達のところに行くのが難しいようならば、もともと仲の良かった友達と一緒に複数人で話しかけてみるのも一つかと思う。

今自分の学生時代を振り返ると、相手の子も一人でいた時、話しかけてもらって嬉しかったのではないかと思った。きっとみんな同じような気持ちのはずなので、きっかけをつくる勇気を持つ事が大事だと思う。


⑦自分を表現するのが苦手。表現するコツを教えてほしい。

→話を共感してもらえなかったり、笑ってほしいところで笑ってもらえなかったらどうしよう…と考えてしまうので、自分も人前で話すのは苦手である。

お笑いでたとえるなら「ボケ」と「ツッコミ」の「ツッコミ」の方が自分には向いていると思う。人が言った事を膨らませる表現方法も時には使えるのではないだろうか。

声優や俳優は「自分ではない役柄」を演じている。

設定されたキャラクター内のイメージから外れなければ、普段自分が表に出していない気持ちや表現の仕方で演じる事が出来る。そのため新しい気づきも得られる職業ではないかと自分は考えている。


(4)今日のアウトプットテーマ

「現実ではありえない設定を想像してみる」

(1)選んだ設定

(2)自分のエピソード(似ている状況)

(3)(1)と(2)の共通点


以下、設定の①~③の一つを選び、その時の気持ちに近いものを自分の身近なエピソードから探す。


設定①:最強の敵

目の前に絶対に勝てないと思う敵が現れ

挑むか 逃げるか苦悩するとき

設定②:究極の選択

愛する人か大勢の人を助けるか

究極の選択を迫られているとき

設定③:超能力の発動 朝起きたら 突然 超能力が発現していたとき


*このアウトプットテーマを選んだ理由

「想像すること」はとても大切な事だと思っている。自分の仕事ではシーンによっては魔法を使ったり、人を殺めたりする場合もある。実際には自分で経験している出来事ではないが、「経験していないので出来ません」では仕事にならない。子供の頃に喧嘩して相手を傷つけてしまった経験から、体だけでなく心まで傷つけたのではないか等、何倍にも膨らませて想像する事が大切である。生活に当てはめた時にどのような状況が近いか考え、エピソードを探してみる。


(5)メンバーの子供達へのメッセージ

自分が子供の頃はインターネットが今のように普及していなかった。声優になりたくても図書館に行ったり、本を買ったりという方法しかなく、携帯電話もなかった。現在はスマートフォン一つあればさまざまな情報が調べられるので、ぜひ活用してもらいたいと思う。また、諦めずに積極的に行動をし続けると自分の夢に近づくと自分は考えている。


【未来mikuのアウトプット】


1. 超能力の発現

2. オーストラリア留学に行ったとき

3. 三週間、現地では日本語を極力使わず、英語で会話をしていた。普段ずっと日本語で生活していたため、初めて一日中英語でしゃべることはとても楽しく、ワクワクした。超能力を発現したら、きっとこの時と同じようにワクワクすると思う!



【未来mikuの感想】

梶さんが大事にしている想像と経験という言葉がすごく印象に残りました。特に、想像という言葉が空想などを指しているだけではなく、他者の気持ちにも配慮する点に私は納得しました。また、梶さんは、私と同じ14歳の頃には自分のやりたいことを見つけ、努力をしていました。このことを聞いて、私は何かに全力で取り組むことが大事だということを改めて気づきました。



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研究者など、第一線で活躍し、自分の人生を楽しむ様々な大人から、

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