こんにちは!未来mikuです。
もうすぐ10/31…2020年のハロウィン。
今年はコロナの影響で、もしかしたら自宅で家族とともに静かにハロウィンを過ごす子供たちがいるかもしれません。
そんな時、ハロウィンにちなんだ絵本が参考になればと思い、今回紹介します。
「えんとつ町のプペル」という絵本になります。
ハロウィンの夜、えんとつ町に突然現れたゴミ人間「プペル」。
そして、漁師のお父さんを亡くし、えんとつ掃除の仕事でお母さんを助けながら暮らす、心優しい主人公の「ルビッチ」。
2人の出会い、様々な出来事、最後には涙ぐんでしまうストーリーがとても綺麗な絵とともに描かれています。
作者:西野亮廣(漫才コンビ:キングコングとして活躍)
絵本の値段;2000円
出版社と初版:幻冬舎 2016/10/21
舞台化:2020/1/30
アニメ版映画公開:2020/12/25
この絵本について、みなさんに紹介しようと考えたきっかけは、西野さんご本人が書かれた記事を読み、シェアしたいと思ったからです。西野さんご本人も多くの人にシェアしてほしいと文中に書かれており、その願いに共感したからになります。
西野さんの思い・願いについて、自分なりにまとめて紹介します。以下、引用あり。
☆西野さんの2017/1/19の記事
実はこの絵本は全ページ無料でインターネットで公開されています。そして、あとがきとして、無料公開に踏み切った経緯が書かれています。
まず、西野さんが一番言いたかったのは「作品は届かないと、生まれたことにはならない」ということだと私は考えています。
私は今、中学3年生ですが、子供にとって2000円の絵本は決して安い値段ではないと思っています。また、両親にしても、学校の費用・塾代・参考書代・通信関連費用(現代の子供たちは小学生でもスマートフォンや通信端末を持っているケースは多くなっています)等、優先的に準備しておかなければいけないお金は必ずあって、絵本を購入する余裕がない場合もあるかと思います。
ちなみに、私は小さい頃から絵本は大好きで、たくさんの絵本を読みました。毎日、何冊もの絵本を読むのを楽しみにしていたのを記憶しています。大きくなってから聞いた話なのですが、絵本については、母が何ヶ所かの図書館を順番にまわって、借りられる上限の冊数を借りてきていたのだそうです。絵本を返却するのが悲しくて、母に頼んで再延長して返却を延ばしたり、場合によっては一度返却してからまた借りるなど、工夫をしていました。
西野さんは次のようにも述べられています。
子供に届けたいのに「お金」という理由だけで、受け取りたくても受け取れない子がいる事実。だったらいっそのこと、「お金なんて取っ払ってしまおう」そして、お金を出して買いたい人は買って、無料で読みたい人は無料で読める絵本にする。10万部《売れる》ことよりも、1000万人が《知っている》ことの方が、はるかに価値がある。人間が幸せになる為に作り出した『お金』で、人間に格差ができるのなんて、全然面白くない…と文中で仰っています。
この絵本の制作には4年半を費やされたそうです。
全ページ無料公開という挑戦によって、一冊も絵本が売れなくなるかもしれないという事まで考えた上で、西野さんは勇気を出して行動されました。たくさんの人が『えんとつ町のプペル』を知ってくれさえすれば、また次の挑戦ができると信じて決断されたそうです。そんな西野さんの気持ちを少しでも伝えることが出来ればと私は考えました。
私も10/31ハロウィンの日にはあらためてもう一度この絵本を読もうと思っています。
※私の母が「絵本の力を借りて子育て」という記事を別途noteにアップしています。
小さい頃に読んでもらった絵本の中で、私が特に好きだった絵本について紹介しています。
未来miku
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